幻想蓮華想

貴女は何を考える?貴女は何のために考える?私は何のために考える?私のは何を考える?私は何も分からない。知っているのは、もう一人。私でもなく、他人でも無い自分。私の考えは自分にも聞こえている。決して見えないわけじゃない。聞こえないわけでもない。ただ単に感じてないだけ。私が自分に気づいてないだけ。そう、貴女は一人では無い。私という人がいる。決して恐れることは無い。私が自分を上手くコントロールできれば、考えだって聞こえる。それは、空の彼方から聞こえた小さな感覚となって、自分と言う私に伝わる。それは幻想。春に儚く消える幻想。